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大人になった、感謝と奉告 成人式

 現在は男女とも20歳(はたち)になると、氏神さまにお参りして、無事に大人の仲間入りができたことを奉告し、お祝いします。
昔、男子は15歳、女子は13歳頃になると元服といい、髪形をあらためるなどして、社会から大人として認められるための儀式を行いました。平安時代は貴族の行事でしたが、江戸時代になると庶民にも広まりました。
現在は、社会人として、選挙権などさまざまな権利が与えられ、それと同時に法律上の責任や義務も生じ、大人らしい行動や考えを自覚する大切な節目といえます。

明るい家庭と、子孫繁栄を誓います 神前結婚式

 結婚は、数ある人生儀礼の中でも最も晴れやかな人生の節目といえるでしょう。神さまのおはからい(御神縁)によって結ばれた二人が神さまの前で、人生の苦楽をともにして明るく楽しい家庭を築き、子孫の繁栄をはかることを誓い合います。
それぞれの家族が幸せで、安らかな家庭を営めば、健全な社会が構築され、ひいては国の繁栄や世界の平和がもたらされるのではないでしょうか。

【三々九度(さんさんくど)】
 神前結婚式では新郎新婦が互いにお酒を飲み交わし、夫婦の契りを固める「三々九度」という儀式があります。
平安時代には公家の元服の祝いの際にも行われていました。
三度を三度重ねることで、縁起のよい数といわれる陽数、一、三、五、七、九の数の中で最も大きな数である九になり、幾久しく幸せな家庭が続くようにといった願いが込められています。

人生三度は、厄払い 厄年(やくどし)

 厄年を迎える年齢はちょうど精神的・社会的・身体的に転換期を迎える時期と重なり、体調を崩しやすいものです。男性は25、42、61歳、女性は19、33、37歳で、中でも男性42歳、女性33歳は大厄(たいやく)とされ、特に慎むことが必要とされ、神杜にお参りをして厄祓いをします。
健康で長生きできますように

*厄年の数え方は地域により異なる場合もありますのでお近くの氏神さまにお問い合わせください。

健康で長生きできますように 年祝い(長寿のお祝い)

 年祝いは長寿をお祝いし、今後の健康とさらなる長寿を願い行います。数え年61歳になると自分が生まれたときの干支(えと)に戻ることから還暦(かんれき)といい、赤いずきんとちゃんちゃんこを着ます。
古くから年齢は「数え年」で数えます。日本には「零」という概念がなく、生まれると1歳で、新年を迎えると1つ足しました。これはお正月には年神さまを迎えて、その祝福をいただいて、みなそろって1つ歳を取るという考えからです。

【年祝いのいろいろ】
還暦(61歳) 生まれた年の干支にかえったお祝いです。
古稀(こき)(希)(70歳) 唐の詩人杜甫の詩「人生七十古来稀(まれ)なり」から付けられました。
喜寿(きじゅ)(77歳) 喜の略字「」が七・十・七と分解されることから付けられました。
傘寿(さんじゅ)(80歳) 傘の略字「」が八・十に分解できることから付けられました。
半寿(81歳) 半という字が八・十・一に分解できることから付けられました。
米寿(べいじゅ)(88歳) 米という字が八・十・八に分解できることから付けられました。
卒寿(90歳) 卒の俗字「卆」が九・十に分解できることから付けられました。
白寿(99歳) 百の字から一を取ると「白」という字になることから付けられました。
上寿(100歳) 60歳の「下寿」、80歳の「中寿」に対するものです。
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神職 藤岡邦彦 神道の世界
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