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| 祭器具 | 紙垂(しで) | 榊(さかき)  

 神棚のまわりを眺めてみると
神棚には、おまつりをするためのいろいろな祭器具があります。それぞれ、使い方などに決まりがあります。準備ができるものからそろえていきましょう。

祭器具

 家庭用祭器具は、神棚(かみだな)でおまつりをするために必要なものです。
(1)榊立(さかきたて)
(2)瓶子(へいし)
(3)水器(すいき)
(4)平瓮(ひらか)
(5)三方(さんぽう)(または折敷(おしき))
(6)燈明(とうみょう)
などがあり、神具店で求めることができます。
瓶子、水器、平瓮、三方(または折敷)は、いずれも神饌(しんせん)を供えるために用いるもので、瓶子にはお酒、水器にはお水、平瓮にはお米やお塩を盛ります。三方(折敷)はこれらを供えるときに使います。榊立は、榊を立てるために用います。

紙垂(しで)

 紙垂を作りましょう。紙垂は注連縄(しめなわ)と同様に神聖・清浄であることを示しています。
(1)まず半紙を四つ切りにします。次に図のように縦に二つ折りにします。
(2)さらにに四等分に折り目をつけ、図のように上下互い違いに三分の二まで切り込みを入れます。
(3)折り目のある一片を頭にして、残りの三片を順に手前に折り返します。
(4)最後の片を折り終わったら、頭を図のように小さく折り曲げておきます。

榊(さかき)

 みずみずしい榊が立てられた神棚は、本当にすがすがしいものです。
榊とは、神さまと私たちの世界の堺を示す「堺木」や、栄える「栄木」が転じたものともいわれます。日本人は昔から、生命力あふれる常緑樹には神さまが宿られると考え、榊という文字を作ってまで大切に神事に用いてきました。
思えば、神社には鎮守の森があって、一歩足を踏み込んだ瞬間、ちょっと違った空気を感じる。そして、何となく気持ちが落ち着くというか、懐かしい場所にきたような気がする……。そんな経験はありませんか。
いくら科学技術が進歩しても、変わらない日本人と自然との関わり。自然環境が人類の大きなテーマになっている今、自然とともに暮らし、そして森の中に神をまつってきた、そうした日本人の暮らしぶりや自然との共生が注目されています。

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神職 藤岡邦彦 神道の世界
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