◆榊(さかき)
みずみずしい榊が立てられた神棚は、本当にすがすがしいものです。
榊とは、神さまと私たちの世界の堺を示す「堺木」や、栄える「栄木」が転じたものともいわれます。日本人は昔から、生命力あふれる常緑樹には神さまが宿られると考え、榊という文字を作ってまで大切に神事に用いてきました。
思えば、神社には鎮守の森があって、一歩足を踏み込んだ瞬間、ちょっと違った空気を感じる。そして、何となく気持ちが落ち着くというか、懐かしい場所にきたような気がする……。そんな経験はありませんか。
いくら科学技術が進歩しても、変わらない日本人と自然との関わり。自然環境が人類の大きなテーマになっている今、自然とともに暮らし、そして森の中に神をまつってきた、そうした日本人の暮らしぶりや自然との共生が注目されています。 |