| いざなぎのみこと と いざなみのみことの みこに あまてらすおおみかみという、やさしい おねえさまの かみさまと、 すさのうのみこと という、げんきな おとうとの かみさまが いらっしゃいました。
しかし、すさのおのみことは らんぼうな かみさまで あまてらすおおみかみを こまらせてばかり。 ついに とおくに おいやられて しまいました。
こうして、すさのうのみことが ひとり いずものくにを あるいていかれると、ひとりの むすめが おとうさん おかあさんと ないていました。
わけをきくと、もうすぐ、あたまが やっつもある だいじゃ 「やまたのおろち」が むすめを たべに やってくると いうではありませんか。
すさのおのみことは、すぐに いえの まわりに かきねを つくらせ、その まわりに おさけを いれた おおきな かめを やっつ おかせました。
しばらくすると、きゅうに あたりが くらくなり、だいじゃが あらわれました。だいじゃは それは それは おそろしい すがたで、やっつの あたまには ぎらぎらと まっかな めが ひかっていました。
そして かめを みつけると、いきおいよく おさけを のみだし、しばらくすると、よって ねむって しまいました。
すさのおのみことは、ゆうきを ふりしぼって、つるぎで だいじゃに きりかかりました。きがついた だいじゃは、みことめがけてとびかかってきます。
しかし、みことは おそいかかる だいじゃを つぎつぎに きりたおして、ついに たいじして しまいました。
すさのおのみことは、たすけたむすめ、くしなだひめと けっこんされ、しあわせに くらされたと いうことです。 |